今回は神奈川県の奥湯河原の山翠楼のお食事をご紹介したいと思います。
前の記事で奥湯河原の山翠楼の宿泊レビューを書いているので、この記事と併せて読んで頂けると嬉しいです。
「湯河原の老舗料亭温泉旅館「山翠楼」。至福のくつろぎ、旬の懐石料理、湯河原の自然を堪能できる温泉・露天風呂、そして培ってきたおもてなしの心でお迎えします。（山翠楼公式HPより）
山翠楼の公式HPでは上記のように旅館を案内しています。私は実際に山翠楼に宿泊して帰宅してから「料亭旅館」となっていることに気がつきました。
今回は温泉と立地重視で宿泊先を山翠楼に決めたので、あまり食事のことに関しては調べていませんでした。美味しいお料理が食べられたらいいなぁくらいの感じで当日をむかえました。
実際は「料亭旅館」と料亭の名が付けられているだけあって、料亭という名前に名前負けしないくらいの素晴らしいお食事をいただいてきました。
特に両親が絶賛した山翠楼の食事を是非ご覧下さい。
■Youtubeでも動画UPしています
目次
山翠楼のお食事会場
山翠楼の「華堂 扇翠（かどうせんすい）」という食事処で晩御飯、朝食をいただきました。2Fロビーフロアから廊下を渡り、エレベーターで別館の4Fに上がると扇翠です。
食事処に行くまでに少しだけ館内を歩きますが、館内にはお花が活けてあったり、小さなお庭が見えたりするので退屈しません。歩いている途中に食事の期待が膨らみます（笑）
食事処もリノベーションされたとのことで、写真のようにとても綺麗な入り口が出迎えてくれます。
写真ではわかりづらいですが、各テーブルごとにしっかりと仕切られているので、他の人の目を気にすることなくゆっくりと食事ができるようになっています。仕切りの木にも素晴らしい彫刻がされていてテンションが上がる空間でした。
またテーブルごとに担当のスタッフが付いてくれるので、料理の配膳も食事のペースに合わせて持ってきてくれます。また担当スタッフの食事の説明も丁寧で、しっかりと勉強されていてとても好印象でした。
スポンサーリンク山翠楼の夕食
山翠楼では季節に合った四季の旬の食材を使った懐石料理を提供しています。宿泊したのが7月の終わりだったので夏の献立となっています。
このように献立を書いてくれているとどんなものが出てくるかわかるし、食事の配分も考えれるのでいいですよね。しかも山翠楼の献立にはちょっとしたうんちくも書かれていておもしろかったです。
でも最初に献立を見て、品数の多さに驚きました！献立の字の多さに驚きませんか？（笑）それでは順番にご紹介していきます。
【食前酒】湯河原ゆかりの明治の文豪・夏目漱石の親友・正岡子規は、幼い頃から西瓜が大好きで・・・西瓜（スイカ）を使ったオリジナルカクテル「夏の翠（カワセミ）」
うんちくとネーミングが秀逸で思わず感心してしまいました。
【先付】秘伝の特製ダレでいただく山翠楼名物「自家製引き上げ湯葉」～大根おろし＆たたきオクラ添え～
この引き上げ湯葉は実際に山翠楼で作られている湯葉です。お土産屋さんの横で実際に湯葉を作っている様子を見ることができます。
【前菜】料理長特製「北海道の森の宝石・エゾジカ肉の手作りひと口クロケット」、駿河湾産タチウオ＆明日葉・アロエの胡麻和え、西麗産枝豆の煮凝り＆とうもろこし・ニンジンの3色ピンチョス、産地直送！北海道産アスパラ符寿司～「トム・ソーヤの冒険」のミシシッピ川海賊ごっこをイメージして～、北前船「北海道の郷土料理ものがたり」～夏はスモークサーモン＆イクラ・大根の親子生春巻き～、美容効果の主役はリコピン！トマト＆ささみの「ガスパチョチキン」（遠州産「美味鶏」使用）、夏バテ防止の最強コンビ！土曜の丑の日じゃなくても「うゴーヤ巻き」
【先椀】熱々！湯河原ゆかりの文豪・谷崎潤一郎の大好物だったぼたん鱧～澄まし仕立て～
【お造り～山翠楼竹林盛り～】駿河湾産カンパチ～料理長特製土佐醤油で～、駿河湾産赤イカ～そのままで～、駿河湾産マグロ～オリジナル黄身醤油で～、相模湾産スズキの炙り～自家製前り酒で～、相模湾産アジ～そのままで～
【焼き物】3種類のタレでいただく北海道のブランド牛「白老牛」のたたき～料理長特製醤油ダレ・レモン塩・自家製味噌ダレで～
【強肴】駿河湾産「金目鯛」のしゃぶしゃぶ
【酢の物】西京味噌と混ぜていただく「駿河湾産フッコのなめろう風」
【食事・留椀・香の物】北海道産ブランド米「ゆめぴりか」釜炊きごはん、京都の赤味噌で作った揚げ湯葉＆加茂ナス入り味噌汁～湯河原は神奈川県の小京都～、西麗産カブの浅漬け、西麗産ミョウガの甘酢漬け、北海道産「ホタテのひも」の梅和え、駿河湾産サバの南蛮漬け、登別・藤崎わさび園のわさび昆布
【デザート・日本茶】湯河原ゆかりの文豪・芥川龍之介をモチーフにした甘味スイーツ＆お茶セット
【特別デザート】父の古稀の誕生日のため山翠楼にオーダーしたケーキです。写真のように品数が多くてかなりお腹いっぱいになってしまったので、部屋に持ち帰って落ち着いてから食べました（笑）
スポンサーリンク山翠楼の朝食
「夏のおもてなし朝膳」となっていて、夕食同様にかなり品数が多い贅沢な朝食になっています。自分の中では過去に泊まった旅館の中で一番美味しくて満足した朝食でした。それでは順番にご紹介していきます。
【お目覚めドリンク3杯セット】メロン＆オクラの手作りスムージー、静岡県函南町「丹那牛乳」、のぐち北湯沢ファーム産「北海道トマトジュース」
【野菜サラダ鍋】☆野菜サラダ＜トレビス・ヤマトイモ・キュウリ・ミニトマト＞～手作りの「バジル＆クリームチーズのフレンチドレッシング」「青紫蘇ノンオイルドレッシング」で～、☆野菜鍋＜青首大根・ヤングコーン・レタス・しめじ＞～鍋出汁と一緒にそのままで～
【一の重】当館総料理長・主藤誠一のひと手間加えた「朝のごちそう料理」
【二の重】地元産の食材を使った「朝の定番料理」～すこ～し創意工夫して～
【ごはん・汁物】北海道ブランド米「ふっくりんこ」釜炊きごはん～熱々＆ふっくらと～、料理長渾身のかつお出汁で作った駿河湾産カンパチ＆絹ごし豆腐の田舎味噌汁
【選べる朝の焼き魚】北海道産トキシラズの塩麹焼き はじかみ・きゃらぶきを添え
【海鮮茶碗蒸し】料理長自慢の出汁で作った「駿河湾産サザエの茶碗蒸し～もすく入り～」
【山翠楼名物】三ヶ日三段肉の吉野くず仕立て～静岡県三ヶ日町の名産「三ヶ日みかん」を食べて育った「三ヶ日三元豚」の三段肉を使用～
【食後のデザート】旬の果物＆世界のフルーツ6種類が入った特製「朝のフルーツポンチ」
【特別赤飯】父の古稀のお祝いということで、料理長が赤飯を別途特別にご用意いただきました。父もとっても喜んでくれました。こういった心遣いは本当に嬉しいですね。
まとめ
山翠楼の食事はいかがだったでしょうか？自分でもブログを書いていて改めて品数の多さとメニューのユニークさに驚かされました。完食して自分のお腹に全ての料理が入っていると思うとよく食べたな～と思います（笑）。
料理の量はもちろんのこと味のレベルも高くてとても美味しかったです。またお料理の器やお皿もどれも綺麗で素晴らしく、舌だけでなく目でも楽しめるお料理になっています。先ほども記載しましたが、過去宿泊した旅館の中ではベストの朝食でした。
山翠楼は従業員、サービス、お料理、施設の全てから宿泊客をしっかりおもてなしする気持ちが伝わってきて、とても気持ちよく滞在することができました。
お料理も素晴らしかったので、山翠楼に宿泊される際は季節のお料理を楽しまれて下さい。
〇山翠楼予約はコチラ↓
山翠楼 ( サンスイロウ )
・住所
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上673
アクセス
・TEL
0570-026577
